山口 洋君(2組)のモンゴル紀行
5月の連休を利用して、山口君がNPO法人(エコアライアンス21)
モンゴル.デンデゲル村落、防風林造成事業のため、
モンゴルに行って来たそうです。
中々面白い話が聞けたので、現在記事、写真を依頼中です。
モンゴルでの植林報告
モンゴルでの植林報告
山口
洋
1.実施時期
・2011年4月30日~5月4日の5日間モンゴルを訪問して
地元の村民約20名と協同でポプラの苗木を植林した。
・今回の植林は私の友人が理事長を務める環境NPO
「エコアライアンス21」のプロジェクトへの参加として行った。
日本からの参加者は7名である。
2.対象地区
・モンゴルの首都ウランバートルの南105km、
ティプ県バヤン町デンデゲル村落に位置している。
・この地区の主な産業は牧畜であるが、近年ゴビ砂漠からの
砂漠化が進行し、牧草地が著しく劣化している。
・今回の対象は約100ha(1km×1km)で、この地区は従来、
村民の牧草地として、放牧に利用されている。
3.プロジェクトの概要
・砂漠化進行抑制のために村民は防風植林を計画している。
・村民だけでは持続可能な森林の再生は困難であるとして、
ウランバートルにあるNPO「モンゴル農業技術開発
(Mongolian Agriculture Technology Development Association=
MATDA)」に植林支援の要請を行った。⇒MATDAは
ウランバートル環境局長が会長を務め、会員には白鵬の父親の
ムンバット氏(モンゴルの英雄、6年無敗の大横綱、メキシコ五輪
銀メダリスト)や国立農業大学教授などがいる。
・MATDAはデンデゲルでの試験的に村落防風林を計画し、また
本計画により得られた知見を他の地域に展開することを計画している。
・モンゴル政府においても、村民による参加型村落植林のパイロット
事業を支援するために、MATDAに協力を要請している。
・一連の経緯の中で日本の環境NPO「エコアライアンス21」は
MATDAからの要請を受け、技術的な支援を行うこととなった。
・将来的には、防風林に隣接して農地を造成し、生産物や加工品を
フェアトレードにて日本へ流通させていくことを計画している。
4.その他
・本プロジェクトは日本政府の「緑の募金国際緑化公募事業」
として支援を受けている。
・環境問題としては「砂漠化防止」「温暖化防止」
「黄砂発生防止」の役割がある。
以上
モンゴルってこんな国でした 山口 洋
1.位置関係
・緯度は北海道の北にあるサハリンと同じになります。
・飛行機で成田からウランバートルまで5時間かかります。
・日本との時差は1時間あります。
2.対日関係
・東アジア随一の親日国家です。
・東日本大震災の時もいち早く非常事態庁救援隊が来日しました。
・第二次世界大戦終了時にソ連から日本人捕虜を4万人割与えられ、2千人が病気
で亡くなったことを今でも申し訳なく思っています。
但し、モンゴルではソ連と違い強制労働等を日本人にさせていません。
・この時のロシア人とは比べ物にならない日本人の働きぶりに感動したそうです。
3.モンゴル人の名前
・モンゴル人には名字はありません。
父親の名前に続いて自分の名前を言います。
例えば、「ススム・ヒロシ」「ショウサク・ミチコ」のようになります。
従って、結婚・離婚は名前からは分かりません。一生同じ名前です。
4.モンゴルのお金
・モンゴルには紙幣しかありません。
社会主義国家から市場経済国家に移行時に急激なインフレが起こり
硬貨 の価値が無くなり硬貨は目方売りで中国に売却したそうです。
5.モンゴルのお酒
・通常はウオツカです。ウオツカを薄めないで生で飲み、強い場合は別にコップに
入れた水やオレンジジュースを飲みます。
・夏(7・8月)には馬乳酒も飲みます。
6.人種
・新モンゴロイドで基本的にモンゴル、朝鮮半島、日本に住む人は同じ人種です。
日本には3000年前に朝鮮半島を渡り来ました。(弥生人と呼んでいます)